レンタルとリースの違い
”レンタル”と”リース”、両方とも「物件の賃貸借」を意味する言葉ですが、混同して使われているケースもあるようです。
詳細に見ていくと、その違いを理解するのには専門的な解説が必要となりますが、今回は、当サイトをご覧頂いているお客様に、レンタルでの調達を選択すべき場面というのを、ご理解いただける様にご説明させていただけたらと思います。
レンタルとリースの比較表
レンタル バスターズ |
リース | |
---|---|---|
利用期間の自由度 | ||
納期の早さ | ▲ | |
途中解約の自由度 | ||
メーカーや型番指名の自由度 | ||
故障時の対応 | ※メンテナンスサービス加入で〇 |
|
料金の計上費用の手間 | ▲ ※条件により〇 |
|
廃棄時の追加料金負担 |
利用期間の違い
通常3~6年など長期間使用する場合は、リースを組むのが一般的です。
期間満了後の返却後、他のユーザーへの再貸出を前提としないのがリースなので、リース契約を結ぶ期間は長いです。
JOIFA(社団法人日本オフィス家具協会)が定める、オフィス家具の標準試用期間は5~10年間とされています。
つまり、長いリース期間が満了した物件の商品価値はほぼ無くなっていると考えられる訳です。
一方でレンタルというのは、レンタル会社が保有している在庫を何度も、複数のお客様に、貸し出す方式をさします。
よって期間は1日単位から数ヶ月間までとなるのが一般的です。
レンタルバスターズの場合、一ヶ月単位で短期から長期まで利用することができます。
期間延長に関してリースは※、期間終了後に続けて利用したい場合、同じモデルの別商品に契約を切り替えるか、
買い取り費用を別途支払う必要がありますが、レンタルであれば、月々の料金を支払うだけで自由に延長することができます。
2年以内であればレンタルの利用料金の方がリースよりも安くなるケースも多いです。
※リース期間後に商品の所有権が借主に移転するリース契約をのぞく
それぞれの料金設定も、上記の期間を想定しての設定になっているはずですので、ご参考にしてみて下さい。
納期の違い
リースは申込時に審査があるため、すぐに商品が納入されることはありません。 リース商品によっては財務諸表などの提出も求められることもあります。 審査の準備に時間をかけられない場合や、お急ぎの場合はレンタルがおすすめです。
途中解約の違い
リース契約の場合、基本的に途中解約することはできません。
解約はリース会社にとってデメリットでしかないため、例え解約することができても、
新規リース契約を締結するよう促されるか、残りの期間分のリース料や大きな額の違約金を請求されることになります。
レンタルは無料もしくは一部違約金を支払うことで、途中解約することができます。
メーカーや型番指定の違い
リースの魅力はメーカーの新商品を選ぶことができることです。
高額商品になればなるほど、リース契約の場合、審査が厳しくなるため、
使いたい商品が選べないこともあります。
レンタルでは基本的に中古商品の取り扱いとなるため、新商品を選ぶことは難しくなります。
また在庫状況によっては別の商品を進められることもあります。
ただリースと違ってサービス利用時の審査がないため、在庫があればどのような商品も
利用することが可能です。レンタルバスターズではリース契約の審査に落ちた結果、
レンタル利用されることになったお客様もいらっしゃいます。
リースもレンタルも商品ラインナップの中にあるものであれば、
メーカーや型番を自由に選択することができます。
ラインナップにないめずらしい商品を使いたい場合や、商品に強いこだわりがある場合は、
購入をおすすめいたします。
故障時の対応の違い
リース契約の場合、メンテナンス付きの契約とそうでない契約で故障時の対応が変わります。
メンテナンスがついていない契約の場合はお客様側で保守・修繕義務が発生し、
当然のことながら故障時はお客様側で修理費用を負担しなくてはなりません。
商品をリース会社に返しても、正式な解約手続きにはならず残り期間のリース料金をリース会社から請求されてしまいます。
レンタルでは、意図的に破壊した場合は修理費用が請求されますが、
使用し続けた経年劣化による故障時は、修理費用は請求されずに代替品と交換されます。
料金の計上費用の違い
会計上リースとレンタルの区分は、
リースが所有権移転ファイナンスリースと所有権移転外ファイナンスリースに、
レンタルがオペレーティングリースにそれぞれ分けられます。
所有権移転ファイナンスリースは、商品金額の分割払いをしているだけなので、
購入時と同様に資産計上しなくてはなりません。
リース期間終了後も所有権がリース会社にある
「所有権移転外ファイナンスリース」の場合、借主が中小企業であれば、
1年以内のリース期間もしくはリース料総額が300万円以下となるリース契約のみ、
資産計上をしない会計処理が認められています。
資産計上は商品を所有しているリース会社が、かわりに対応することになります。
レンタルの会計区分であるオペレーティングリースの場合、利用料金はすべて経費扱いとなるため、
BSへの表記も資産計上する必要はありません。期間や金額関係なく、事務処理の負担が大幅に軽減されます。
廃棄時の追加料金の違い
レンタルの場合、商品の返還が前提となるため、商品の廃棄時に料金を請求されることはありません。 リースの場合はリース期間後に所有権が借主側とリース会社どちらにあるかで、 廃棄時のコストをどのように負担するかが決まります。 借主側に所有権のある状態で商品を廃棄する際は、廃棄業者に高額な廃棄料金を支払うことになります。
まとめ
レンタルもリースも初期費用が安く抑えられることが利用時の一番のメリットとなります。
会社立ち上げ時に手元の資金が必要で一括購入したくないといった際に
選ばれることが多いです。次に社内の管理業務の手間が省けることです。
資産管理や計上業務は数が多いほど、社内の負担が大きくなります。
結論として、選べる種類が豊富なリース商品の中に、利用したい商品がある場合はリースが良いかも知れません。
ただリースでは基本的に総額が商品金額より高くなるよう金額が設定されています。
商品の所有時と同様に固定資産税、保険料、利子に加えてリース会社の手数料が上乗せされるためです。
そのため、初期費用をより抑えて利用されたいなら、月々の利用料金が安いレンタルもおすすめです。
レンタルバスターズの商品レンタルなら、月々のお支払額が新品購入金額の最大99%オフにて、
商品をご利用いただくことができます。大量レンタルでさらに安くなるメリットもあります。
レンタルにもリースにも、それぞれ一長一短ありますため、用途にあわせてお使い下さい。
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